H-IIBロケット [ロケット]
H-IIB
日本はHTVで宇宙ステーションへ補給行っていますが、
このHTVは16.5トンあり、従来のH-IIAロケットでは打ち上げることができません。
そこでHTVを載せられるよう、H-IIAを改造パワーアップさせたものがH-IIBです。
具体的には、H-IIAは主エンジン(LE-7)が一基なのに対して
H-IIBは二基束ねてクラスタ化されています。フェアリングもHTVに合せて大型化。
推進薬の搭載量が増えたためH-IIBの第一段は、H-IIAに比べ4m→5.4mと太くなっています。
打ち上げ能力が15→19トンとなりHTVの打ち上げが可能。
H-IIAをベースに設計されているため、開発費は300億円弱で済んだようです。
H-IIB H-IIA
出展:
http://www.jaxa.jp/article/special/transportation/nakamura01_j.html
http://www.jaxa.jp/projects/rockets/h2b/design_j.html
- 製造:三菱重工
- 全長:56.6m
- 重量:531t
- ペイロード:19t
日本はHTVで宇宙ステーションへ補給行っていますが、
このHTVは16.5トンあり、従来のH-IIAロケットでは打ち上げることができません。
そこでHTVを載せられるよう、H-IIAを改造パワーアップさせたものがH-IIBです。
具体的には、H-IIAは主エンジン(LE-7)が一基なのに対して
H-IIBは二基束ねてクラスタ化されています。フェアリングもHTVに合せて大型化。
推進薬の搭載量が増えたためH-IIBの第一段は、H-IIAに比べ4m→5.4mと太くなっています。
打ち上げ能力が15→19トンとなりHTVの打ち上げが可能。
H-IIAをベースに設計されているため、開発費は300億円弱で済んだようです。
H-IIB H-IIA
H-IIBとH-IIAの比較
名前 | 全長(m) | 重量(t) | 直径(m) | ペイロード(t) | 主エンジン | 第二段エンジン |
---|---|---|---|---|---|---|
H-IIB | 56.6 | 531 | 5.4 | 19 | LE-7A二基クラスタ | LE-5B |
H-IIA | 53 | 445 | 4 | 15 | LE-7A一基 | LE-5B |
出展:
http://www.jaxa.jp/article/special/transportation/nakamura01_j.html
http://www.jaxa.jp/projects/rockets/h2b/design_j.html
H-IIBロケット4号機打ち上げ [ロケット]
8月4日(日)4時48分頃に、H-IIBロケット4号機が
「こうのとり」4号機を載せて打ち上げられます。
引用:JAXA
「こうのとり」は宇宙ステーション補給機(HTV)のことで
国際宇宙ステーションへの物資の補給を行います。
前回3号機打ち上げの様子
ネットで動画配信もされるようです。くわしくは↓
JAXAのHTV4特設サイト
「こうのとり」4号機を載せて打ち上げられます。
引用:JAXA
「こうのとり」は宇宙ステーション補給機(HTV)のことで
国際宇宙ステーションへの物資の補給を行います。
前回3号機打ち上げの様子
ネットで動画配信もされるようです。くわしくは↓
JAXAのHTV4特設サイト
イプシロンロケット [ロケット]
各国の主力ロケットの比較 [ロケット]
アメリカ、ロシア、EU、日本、中国の主力ロケットを比較してみます。
まずはアメリカ(2機種)
デルタⅣ
- 製造:ロッキード・マーチン/ボーイング
- 全長:72m
- 重量:730t
- ペイロード:23t
- コスト:250億円程度
- 成功率:95%(21/22)
アトラスV
- 製造:ロッキード・マーチン/ボーイング
- 全長:62m
- 重量:568t
- ペイロード:19t
- コスト:200億円程度
- 成功率:97%(37/38)
ともに製造はロッキード・マーチンとボーイングの合弁会社。
どちらも信頼性の高いロケットのようです。
コストは若干高めでしょうか。
次にロシア
プロトンM
引用:roskosmos
- 製造:クルニチェフ
- 全長:53m
- 重量:713t
- ペイロード:22t
- コスト:90億円程度
- 成功率:89%(66/74)
ソユーズの安全性もあり、ロシアのロケットは成功率高いのかと思っていましたが…
90%切ってます。
EU
アリアン5
引用:arianspace
- 製造:EADS
- 全長:56m
- 重量:780t
- ペイロード:21t
- コスト:200億円程度
- 成功率:94%(65/69)
主な製造を行っているEADSは、航空機のエアバス製造も行っています。
中国
長征
- 製造:中国運載火箭技術研究院
- 全長:55m
- 重量:430t
- ペイロード:12t
- コスト:?
- 成功率:91%(21/23)
そして日本
H-IIA
引用:MHI
- 製造:三菱重工
- 全長:53m
- 重量:445t
- ペイロード:15t
- コスト:110億円程度
- 成功率:95%(21/22)
H2Aは商業的に競争力がないと報じられていますが、
成功率を考えれば悪くはないような
表にしてみました。
名前(国) | 全長(m) | 重量(t) | ペイロード(t) | コスト(億円) | 成功率(%) |
---|---|---|---|---|---|
デルタⅣ(アメリカ) | 72 | 730 | 23 | 250 | 95 |
アトラスⅤ(アメリカ) | 62 | 569 | 19 | 200 | 97 |
プロトンM(ロシア) | 53 | 713 | 22 | 90 | 89 |
アリアン5(EU) | 56 | 780 | 21 | 200 | 94 |
長征(中国) | 55 | 430 | 12 | ? | 91 |
H2A(日本) | 53 | 445 | 15 | 110 | 95 |
出展:
- http://www.spacelaunchreport.com/delta4.html
- http://www.spacelaunchreport.com/atlas5.html
- http://www.spacelaunchreport.com/proton.html
- http://www.arianespace.com/launch-services-ariane5/ariane-5-intro.asp
- http://h2a.mhi.co.jp/lineup/h2a/index.html